どうも、再び南国から帰ってきたポニョです。

名古屋↔グアム、ボーイング737での往復。
個人用のモニターもない狭い機内の中、自動的に流れるイントゥ・ザ・ウッズを眺めていました。

※ラストまでネタバレあります。ご注意ください※

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ひたすら冗長な映画。

おとぎ話の主人公の『その後』を描く、と宣伝されていますが。
まず、肝心の『その後』に行くまでの描写が長い!

本編の主人公=狂言回しは町のパン屋。
父親が侵した禁忌のせいで呪われた彼が解呪の為に4つのアイテムー白い雌牛と赤い頭巾・金の靴と黄色い髪を集める、というストーリーがメイン。

  • ジャックと豆の木=雌牛
  • 赤ずきん=赤い頭巾
  • シンデレラ=金の靴
  • ラプンツェル=黄色い髪

と、本編の話に絡ませながらアイテムの元となった童話がダイジェストでひたすら流れます。

『舞踏会のようす』とか『巨人の国からの逃亡』といったスペクタクルな場面はあっさりと描写され、モニターに映るのは森と森と闇夜のシーンばかり。
爽快感もメリハリもゼロです。

『その後』を書いてないよ?

舞台はシンデレラの結婚式。
パン屋の呪いは解け、4人の主人公もそれぞれ幸せに暮らしました……そのままエンドロール流れそうな場面で、突如として起こる地震。

原因は女。
旦那を殺したジャックへ復讐しようと、地上へ降り立った怒れる未亡人の仕業です。

フツーのお話なら『敵の事情なんてどうでもいいし、みんなで頑張って倒そう☆僕達の力を合わせれば何でもできるよ』となるのでしょうが。

  • 『そもそも巨人を呼び寄せる原因を作ったのは誰か』で揉めまくるメンバー。
  • 巨人とかそっちのけで女を口説く王子(新婚1日目)と、その誘惑に乗るパン屋の嫁。
  • 説教臭い台詞と呪いの言葉を吐き出して、闇に溶けていく魔女。

……ムチャクチャな筋書きだなあ。

そして、あっさりと巨人は倒され、

  • 地震の影響で家を失った赤ずきんとジャック
  • ヤリチンだった王子に愛想つかしたシンデレラ
  • 王子に弄ばれたショックで妻が自死(?)し、一人で子供を育てる羽目になったパン屋

の4人で暮らす事になりましたとさ……これでおしまい。

あのう。
主人公達の『その後』を描くお話じゃなかったんですか?

これじゃまるで、
出来の悪いパニック映画じゃないですか?


↓見終わった後の自分の様子。『なんじゃこりゃあ!』
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童話再解釈物のオススメ&まとめ。
  • 本来の童話に潜む残酷さやエロティシズム
  • 毒親との関係
  • 善悪とは何か

といろいろ要素をブッコミ過ぎて、訳わかんなくなっちゃった映画でした。

毒親との関係、でいえばラプンツェルの映画のが上手く描いていますし。

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何を伝えたいか分からないストーリー。
冗長な始まり、退屈な中盤、カタルシスも何もないラスト。
機内で見たからよかったけど、映画館行ってたら確実に金返せといいたくなるレベルでした。

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衝動買いしてしまったSIMフリー版・iPhone6plusのカスタムしないといけないので、今日はこのあたりで。